ま~ゆ寺子屋『令和の米騒動』報告です。
暑さがぶり返した日でしたが多くの方にご参加いただきました。
講師のごんべえさんは大きな字でとても読みやすいレジュメを作成して気合を感じました。
*********************
昨年夏ごろからお米不足が顕在化しスーパーの棚からお米が消えました。
お米はどこに消えたのか? どうしてこんなに高くなったのか?
コメの流通、消費の需要の問題、生産供給の問題として話が始まりました。
※米の高価格が少なくとも生産者には渡っていないようです。
米不足には生産調整(減反政策)により主食米が減っていることと合わせて農家の高齢化や後継者不足も影響し、品薄感と先行き不安から米の値段が跳ね上がったともいえるようです。
米の「生産調整」や「備蓄米」「ミニマムアクセスと関税」などの説明も交えて「お米の歴史」「稲の不思議」「国土面積の水田の占める割合」や「世界の米生産量の順位」など、ごんべえさん流の軽妙な口調で話が進みました。
ピークだった1962年と2022年の米消費量を比較するとほぼ半減しています。
背景にはマスコミや学者を総動員した政策によって米の消費が減らされていった(笑っちゃうような)エピソードも紹介されました。
現在のSNSを通した情報の真偽と同じだな~と少し恐怖を感じました。
併せて生産量は1970年の1253万トンをピークに2024年には679万トンに減り(主食米はもっと減少か?)
対して需要量705万トンですでにコメ不足が発生していたことが分かります。
関心が深い問題でもあり参加者ほぼ全員から多様な視点の意見や疑問、身近な農家の現状や上田の農業の今後も出るなど、意見交換が活発にできました。
「農作業、みんなでやればレクリエーション!」を合言葉にま~ゆの自給的くらしづくりを進めたいと思いました。
※詳細は次回会報に書きますので是非お読みください。
最後に講師を快く引き受けて下さったごんべえさん、参加された皆さん、どうもありがとうございました。
文:ケセラさん