240512 ま~ゆ寺子屋

ま~ゆ寺子屋『みんなで考えよう!~老化と認知症を正しく理解するために~』 のご報告です。

講師のうさぎさんこと宇佐美博子さんは日本やアメリカの製薬会社の研究所で長く勤務され、薬剤師であり医学博士です。(あのフレンドリーなお人柄からはとても想像できない、すごーい経歴の持ち主でした。)

その経験に基づき現在問題になっている高齢化現象と認知症の違いを豊富な資料や統計などを駆使して詳しく分かり易く話していただきました。

高齢化率が進む現状から今後増える一人暮らしの高齢者世帯の推移などグラフを示しながら始まりました。

加齢による記憶力・判断力の低下や耳や目の機能が低下したりするいわゆる高齢化現象と認知症の違いについても事例を交えて話されました。

認知症もいろいろありアルツハイマー型認知症が割合的には多いこと。また認知症は高血圧や糖尿病、脳障害など複合的病歴を持っていて長い時間を経過して発症することを初めて知りました。

日々の健康管理において薬局や薬剤師が重要であること。また医師にも疑問や質問をするなど日頃からコミュニケーションを取れる関係性を築いておくのがよいそうです。

老化に伴い薬を処方される機会が多くなりますが、「薬は正しく使わないと健康面で“損”」との事。

医師から処方される薬と一般に薬局で買える薬(OTC医薬品)とは含有量が違うこと。ジェネリック薬品との違いなども日本の製剤技術や開発経費等の製薬会社の経営・経済状況も交えて詳しく説明してもらいました。

医療用医薬品情報検索(PMDA)で自分が処方されている薬を一度検索してみると薬の情報を詳しく知ることができるそうです。

今、問題になっている紅麹ではありませんがサプリメントについても知っておく必要があるとの事。

加齢や認知症について、もし不安があればメモをしておくこと。行政の担当部門に相談したり、認知症・高齢者のサポート体制の知識を持っているのも大事とのこと。ということで、認知症に対応できる心療内科・精神内科等の医療機関もいくつか紹介されました。

うさぎさんのお話をお聞きして、誰でも高齢化に伴う機能低下や不都合を感じ、漠とした不安を持っていますが適度な運動やバランスの良い食事(地中海食が理想だそうです)仲間と気兼ねなくお喋りするなど、ストレスをため込まないで免疫力を高める暮らしを日々心掛けることが大事だと思いました。自分で自分の身を護ること。健康寿命を生ききることを心がけようと思いました。

以上、多岐にわたる内容を全部理解することはできませんでしたが記憶を呼び起こしながら私なりにまとめてみました。

今回の寺子屋にご参加くださったみなさんからの率直な感想をお寄せいただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

文:ケセラさん


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