繭の糸でつなぐ和と輪 「ま~ゆ市」

通貨ま~ゆを使い回すには会員同士に信頼関係がなければ成立しにくいものです。実際に何か頼むことは遠慮が働いて気安く出来ないものです。

そこで、気楽にお助けがし合える関係を作るために、会員交流と、情報交換の場として、主に上田市中央公民館を会場に、毎月10日夜7時からま~ゆ市を開いています。参加者数は30~40名ぐらいで、ときには見学者もあります。

会員同士はニックネームで呼び合うようになり、親密度がぐっと上がってきました。年齢も性別も肩書も気にしない心地よい関係が生まれています。

 


 

100710 7月のま~ゆ市

駒ヶ根市ボランティア協議会とま~ゆの交流会

駒ヶ根市ボランティア協議会会長のかっちゃくさん(以前ま~ゆ会員)からま~ゆのみなさんと交流がしたいとの申し入れで実現しました。

駒ヶ根市ボランティア協議会からは、手話サークル、点字サークル、地球人ネットワーク(多文化共生)、朗読の会などで活動されている方や社会福祉協議会、伊那保健事務所の職員の方など17名が上田市に来られました。

初めに日頃のま~ゆの活動をパネルを使って簡単に説明した後、小グループに分かれて交流しました。どのグループも少人数ならではの、なかなか熱のこもった語り合いになっていました。

ボランティア活動に参加して、誰かに何かをやってあげるではなく、反対に目や耳の不自由な方からいろいろ教えられたり、気づかされたりすることがたくさんあり、自分のためにやっていると思うようになったという方が何人もおられました。

これは、わたしたちま~ゆの活動でもいえる事。お金で解決すれば手っとり早いことを、あえてま~ゆのお助けを活用する意味は、相手との信頼関係を結びたいから。こうして交流することで、日頃の活動をお互いに振り返るいい機会になりました。 (ケイちゃん)

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Aグループは ①ニックネーム ②好きなもの ③それぞれの活動の中で好きなことについて順番に話を進めました。

ニックネームでは、フラットな関係づくりにとても役立っていることを私が話し、駒ケ根の方々にも自分でニックネームを付けて貰いました。その中で、印象的だったのは「しゅざ」というニックネーム。青年海外協力隊でシリアに行った経験から、シリア語で「香(かおり・本名)」を意味する言葉が「しゅざ」なのだそうです。

好きなものでは、現在は足に自信がないので、山登りをしなくなったが、以前はよく山へ登り、草花を見るのが好きだったという駒ケ根のこばちゃん。興味が尽きないのが運動生理学で、とくに水分補給が面白いというま~ゆのひろ坊さん。普段と違った顔を見ることができ、その人の奥行きを感じました。

それぞれの活動の中では、20年以上知的障害者の支援をしてきた駒ケ根のやまちゃんは相手を叱るとき、怒らせてしまうと手に負えなくなるので、その加減が難しいと言いながら、知的障害者の純粋さが好きだと話してくれました。

ボランティア活動もま~ゆの活動も好きなこと、楽しいこと、嬉しいことがあるから長く続いているのだと思います。そして、最後はやっぱり、どのように人とつながるか、ということに尽きるような気がしました。 言葉で人がつながるためには、どうしても時間がかかってしまうので、交流時間があと20~30分あるとよかったです。でも、楽しい交流ができました。協力してくださったミーすけさん、めばえさん、ひろ坊さん、どうもありがとうございました。(ヒデさん)

▼駒ケ根の方にま~ゆの説明をする都々平さんとごんべえさん

▼説明にケイさんときのさんが加わりました

▼とても楽しい交流会になりました

 


100610 6月のま~ゆ市

 

 

▼いつも受付をしてくれるかっとまんとミーすけさん


100510 5月のま~ゆ市

 

▼メンバーの近況報告がよかったです

▼都々平さんからのインフォメーション

 


 

100310 3月のま~ゆ市

▼101回目のま~ゆ市ですが、改めて100回記念をしています

▼何人かに思い出を語って貰うことに・・・

 


100109 繭玉ま~ゆ市

新年最初のま~ゆ市は、恒例の繭玉市です。米の粉で繭の形に作った繭玉を「どんど焼き」で食べる風習をま~ゆでも継承していこうと6年前から始めました。

米の粉5kgに食紅で ピンク・クリーム・黄緑の色をつけ(白もあります)、よく練って蒸しあげます。それを適当な大きさの繭の形の団子にして、前日、ごんべえさんと西ちゃんが用意してくれた柳の枝につけました。大きいの、小さいの、格好のいいのや、何の形か判断のつかないユニークなものもあって賑やかな縁起物がたくさーん出来ました。

飾り終わってからは「食べる分」の団子にゴマだれをつけていただく ま~ゆ新年会。司会者ヒデさん恒例の「今年の年男・年女はどなたですか?」に手を挙げたのは ケイちゃんとコボルさんでした。「ちょっと少なくないですか」と いかにも年齢を隠している人があるかの疑いを投げかけた人がいましたが、今日の参加者は20数名ですから12分の1でちょうどでした。

「どんど焼きであぶって食べれば風邪を引かない」そうです。てんでに枝を切り分けて持ち帰りました。 (都々平)

▼まゆ玉見えますか?

▼きよちゃんの動きが早過ぎる

▼きれいですね

▼fujiさんの提案で、みんなの顔が見えるようになりました


091210 12月のま~ゆ市

2009年最後のま~ゆ市は、地域通貨体験ゲームで盛り上がりました。

三つのグループに分かれて、それぞれが、カードに書かれているお助け内容から、自分ができること、やってほしいことを選んで、グループ内で、交換をします。
辛口さんが、依頼した庭の草取り(1年間)で2万ま~ゆを受け取ったきみちゃんが、この日のま~ゆ長者になりました。
タイヤ交換は、ふかちゃんの専売特許?と思いきや、なんと、どんちゃんもやれるそうです。

普段、あまりま~ゆ交換をしていない人でも、カードを見ていると、ヒントがあって、やれることやってもらいたいことが湧いてくるようです。
また、お助け内容から話題が広がり、ま~ゆ寺子屋で取り上げたいテーマ(例えばパン作りや餃子つくり講座、自分でできる簡単つぼ押し、マッサージ、など)も出てきました。
三人寄れば文殊の知恵ならぬ、ま~ゆが寄ればお宝知恵袋といったところでした。
これから、実際のま~ゆ交換に発展していくといいな~。 (ケイ)

▼地域通貨体験ゲームの筈なのに終始会話を楽しんでいました

▼1分500ま~ゆで実際にマッサージをしてま~ゆを稼いだ人もいます

▼体験ゲームを通じてお互いの違う顔も知ることができました

▼モノ・コト交換が成立して「ありがとう」の握手

 


 

091115 総会&ま~ゆまつり

11月15日(日)の13:15~15:30まで豊殿地域自治センターで、「総会&ま~ゆまつり」が50余名の参加で盛大に行われました。
参加者全員で会場設営、おはぎ作り、会報の綴じ込み、受付、後片付けなどを分担したおかげでとても楽しい催しとなりました。本当にありがとうございました。

当日は11月にしては温かな日で、代表世話人のケイちゃんの挨拶でスタートし、ごんべえさんの滑らかな総合司会で、総会の議事やま~ゆまつりが進められました。

総会では、会報50号達成記念のすてきな感謝状が編集スタッフ9名に、また、ま~ゆ寄付者への感謝状が6名に、ケイちゃんから手渡されました。
11月26日の世話人会で今後いろいろな貢献者に感謝状を贈呈することを確認していますので、みなさんもすてきな感謝状をゲットして下さいね。

ま~ゆまつりでは、かっとまんのリードでコミュニケーションゲーム「輪になってま~ゆ」を行いました。
これは全員で2重の輪になって、内側と外側でペアをつくって「自己紹介」、「好きな食べ物」、「好きな音楽」、「今気になっていること」など30秒ずつ次々とペアを変えながら話し合っていくもので、時間が足りず30秒が1分となり最後は3分まで延長しなければならないほど盛りあがりました。
全員と話す時間はとれなかったため、今後機会をとらえて続けられると思いますのでお楽しみに。(ふかちゃん)

▼受付の様子。

▼代表世話人のケイちゃんの挨拶で「総会&ま~ゆまつり」がスタート。

▼会報発行50号を記念して編集スタッフに感謝状を贈りました。

▼かっとまんのリードでコミュニケーションゲームを楽しみました。


091010 10月のま~ゆ市

久しぶりに、各自が持ち寄った品物を並べて売るという、ま~ゆ市を、開催しました。

自慢の野菜や山から採ってきたきのこ、手作りケーキ・カステラ、衣類、古本、子供服、家庭用雑貨、食器、袋物や小物など、色々な品がテーブルごとに並びました。

竹箒を試作し、希望者の注文を取る人も。こんな方法もいいですね。

並んだ品物を囲んで、値踏みを含めて会話が弾み、交流の輪があちこちにできていました。

インフォメーションもいろいろあり、情報交換も活発にされました。ちなみに、11月1日は、恒例の紅葉狩りミステリーツアーがあります。参加ご希望の方は寿限無まで(先着順)。(ケイ)

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今回のま~ゆ市では各個人がお米や竹箒、採りたての野菜、きのこ、洋服、本、食器などの品物を持ちよって地域通貨「ま~ゆ」を使って交換しました。

ちなみに僕は以前にもイチゴ大福をもっていったり、ま~ゆのメンバーの方からお願いされてケーキを作りましたが、今回も皆さんが食べて喜んでもらえる顔が見たくて、カステラとチョコタルトを作ってもって行きました^^

おかげさまで皆さんから美味しいっと喜んでいただいて少し「ほっ」とした気持ちでした^^
ありがとうございました^^  (イチゴ大福)


090910   9月のま~ゆ市 <ミニ座談会>

~地域通貨ま~ゆをもっと活用するために~

地域通貨「ま~ゆ」を使って、お互いに心地よい暮らしを創ろうと始まった蚕都くらぶ・ま~ゆですが、どうも通貨「ま~ゆ」の使い方が難しい、使い方がよく判らないなどの声もあります。そこで、9月のま~ゆ市では、

①これまでにどんな使い方をしたか

②使ってみて気づいたこと

③どうしたらもっと使いやすくなるか

を話し合いの柱に、4グループに分かれてミニ座談会をしました。

以下に、出た意見のいくつかを紹介します。

①の活用事例では、犬の散歩、送迎、タイヤ交換、庭木の剪定、家の改修工事、ケーキ作り、パンつくり講座などがありましたが、反面、親しくなると、ま~ゆ交換をしないということも・・・。

②お助け一覧表が使いづらい。依頼の手段がわからない。ま~ゆ通帳は日記代わりに見ると楽しい。やってもらって握手するのがいい。忙しそうだと、つい遠慮して頼みづらい。通貨「ま~ゆ」だけでなく、お金もいくらか払った方が気が楽。お金で買えない知識、技術、人脈が蚕都くらぶ・ま~ゆの良さ。ま~ゆは、人と人とのつながりの手段と考える。依頼をする中で人がつながる。知り合いをつくることが大事。

③頼みにくい場合は、メールを代行してもらう。遠慮しないでまずは、依頼してみる。どんなことができるか屋号を付けて分かり易くするのもいい。例えば、タイヤふかちゃん、建築よろず屋ヒデさん、お節介屋ごんべえ・・など。 あなただったらどんな屋号を付けますか? タイヤ交換、送迎、料理、庭木など出来る人をグループ化して表にしてみるのもいいのでは。お茶飲み会でま~ゆ交換をするのも感謝の気持ちを表現できていい。お抱え運転手やお抱えシェフのように決まった人数人とお助け関係をつくるのも安心できていい。

お互いの貸し借りの心理的負担を軽減するのも地域通貨の良い所ですが、それでもまだまだ遠慮してしまうことが多々あるようです。話し合いも1度で終わらないで、また機会をつくって更に練り上げていきたいものです。(ケイ)

 


090310  3月のま~ゆ市

 

毎月10日を基本として開かれる「ま~ゆ市」に参加するのを楽しみにしている方が多いと思います。

どのような新しい情報が聞けるかな・・・。どのような楽しい一時を皆と共有できるかな・・・。久しぶりの「ま~ゆ人」との再会の楽しみ。そして今日はどのような「モノ・コト交換」があるのかな・・・。皆で共有するこの時間の中で何かを発見する楽しみ・・・。などなどがこの「ま~ゆ市」にあるのです。

ここに来て話を聞くのもいい。私の話を聞いてよ・・・という人もいるかも・・・。その反対に話すなんてきらいよ・・・という人もいるでしょうね。これらのこともすべて認めるのが「ま~ゆ」です。

このことをしっかり理解した上で・・・。せっかく参加されたのだから老若男女、多くの皆さんに共通するようなテーマを取り上げ語り合っていただくというのはどうだろうと思うのですが。

まめちゃんがこのような提案をしました。これに基づいて3月のま~ゆ市は「まめちゃんのミステリー企画」をやってみることにしました。

これまで知らなかった○○さんの一面が垣間見られて、とても盛り上がって時間が足りないほどでした。

以下は、ぐんちゃんの感想です。(都々平)

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なにがあるのかドキドキ!始まると まずグループにわかれて自己紹介、普段あまりお話し出来ない方と話す機会に恵まれ嬉しかったです。
その中で母について思うことを話しましたが、身近にいすぎてあまり考える事がなかったので改めて考える事が出来て面白かったです。
どの世代の方にも母という存在がいて、既に亡くなってる方、健在の方、様々。
それも面白かったです。
私も母になり2年が経ちました。娘の朝子が将来、この様な機会に恵まれたら何と答えるでしょうか? 良い思い出を語ってくれる様、未熟ながら頑張りたく思いました。
様々な答えを聞く中、あの人はどんな人生だったのだろうか? 楽しそうだなとか、苦労が多かったのだな等色々考えました。(ぐんちゃん)

 

 

駒ヶ根市ボランティア協議会会長のかっちゃくさん(以前ま~ゆ会員)からま~ゆのみなさんと交流がしたいとの申し入れで実現しました。

駒ヶ根市ボランティア協議会からは、手話サークル、点字サークル、地球人ネットワーク(多文化共生)、朗読の会などで活動されている方や社会福祉協議会、伊那保健事務所の職員の方など17名が上田市に来られました。

初めに日頃のま~ゆの活動をパネルを使って簡単に説明した後、小グループに分かれて交流しました。どのグループも少人数ならではの、なかなか熱のこもった語り合いになっていました。

ボランティア活動に参加して、誰かに何かをやってあげるではなく、反対に目や耳の不自由な方からいろいろ教えられたり、気づかされたりすることがたくさんあり、自分のためにやっていると思うようになったという方が何人もおられました。

これは、わたしたちま~ゆの活動でもいえる事。お金で解決すれば手っとり早いことを、あえてま~ゆのお助けを活用する意味は、相手との信頼関係を結びたいから。

こうして交流することで、日頃の活動をお互いに振り返るいい機会になりました。(ケイちゃん)

Aグループは
①ニックネーム
②好きなもの
③それぞれの活動の中で好きなこと
について順番に話を進めました。

ニックネームでは、フラットな関係づくりにとても役立っていることを私が話
し、駒ケ根の方々にも自分でニックネームを付けて貰いました。
その中で、印象的だったのは「しゅざ」というニックネーム。
青年海外協力隊でシリアに行った経験から、シリア語で「香(かおり・本名)」
を意味する言葉が「しゅざ」なのだそうです。

好きなものでは、現在は足に自信がないので、山登りをしなくなったが、以前は
よく山へ登り、草花を見るのが好きだったという駒ケ根のこばちゃん。
興味が尽きないのが運動生理学で、とくに水分補給が面白いというま~ゆのひろ
坊さん。
普段と違った顔を見ることができ、その人の奥行きを感じました。

それぞれの活動の中では、20年以上知的障害者の支援をしてきた駒ケ根のやま
ちゃんは相手を叱るとき、怒らせてしまうと手に負えなくなるので、その加減が
難しいと言いながら、知的障害者の純粋さが好きだと話してくれました。

ボランティア活動もま~ゆの活動も好きなこと、楽しいこと、嬉しいことがある
から長く続いているのだと思います。
そして、最後はやっぱり、どのように人とつながるか、ということに尽きるよう
な気がしました。

言葉で人がつながるためには、どうしても時間がかかってしまうので、交流時間
があと20~30分あるとよかったです。
でも、楽しい交流ができました。
協力してくださったミーすけさん、めばえさん、ひろ坊さん、どうもありがとう
ございました。(ヒデさん)

 

Aグループは
①ニックネーム
②好きなもの
③それぞれの活動の中で好きなこと
について順番に話を進めました。

ニックネームでは、フラットな関係づくりにとても役立っていることを私が話
し、駒ケ根の方々にも自分でニックネームを付けて貰いました。
その中で、印象的だったのは「しゅざ」というニックネーム。
青年海外協力隊でシリアに行った経験から、シリア語で「香(かおり・本名)」
を意味する言葉が「しゅざ」なのだそうです。

好きなものでは、現在は足に自信がないので、山登りをしなくなったが、以前は
よく山へ登り、草花を見るのが好きだったという駒ケ根のこばちゃん。
興味が尽きないのが運動生理学で、とくに水分補給が面白いというま~ゆのひろ
坊さん。
普段と違った顔を見ることができ、その人の奥行きを感じました。

それぞれの活動の中では、20年以上知的障害者の支援をしてきた駒ケ根のやま
ちゃんは相手を叱るとき、怒らせてしまうと手に負えなくなるので、その加減が
難しいと言いながら、知的障害者の純粋さが好きだと話してくれました。

ボランティア活動もま~ゆの活動も好きなこと、楽しいこと、嬉しいことがある
から長く続いているのだと思います。
そして、最後はやっぱり、どのように人とつながるか、ということに尽きるよう
な気がしました。

言葉で人がつながるためには、どうしても時間がかかってしまうので、交流時間
があと20~30分あるとよかったです。
でも、楽しい交流ができました。
協力してくださったミーすけさん、めばえさん、ひろ坊さん、どうもありがとう
ございました。(ヒデさん)

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